来場予約

家づくりの疑問解消FAQ FOR BUILDING A HOUSE

初心者の疑問

高気密・高断熱の家は、どの程度電気代が削減できますか

高気密・高断熱の住まいとは?

省エネ性能を高めることでエネルギー効率を良くすることを目的としていますので、従来の住宅に比べてエネルギー消費を大きく削減する効果が期待できます。国もカーボンニュートラル政策を推進している中でそれを推奨し支援しています。今や高気密・高断熱の住まいは必要不可欠な条件となってきています。
 

高気密・高断熱について少し詳しくお話をしますと、高気密にする為には、外気の侵入を防ぐために建物の外皮(外壁や屋根や窓)の気密性を高めるとことが必要であり、それによって室内の熱を逃がしにくくして冷暖房効果を高めます。高断熱は外気の温度変化に対して高い断熱性能を持つことを目指しますので、断熱性能の高い断熱材を使用し、かつ、断熱層を厚くすることで外部の気温の変化を室内に伝えにくくして室内の温度を安定させます。高気密・高断熱の住まいは、外気の侵入を最小限に抑え、室内の熱を効率的に保持することで冷暖房の効果を高めエネルギー使用量を削減しているのです。

 

どれくらい電気代を節約できるの?

ご質問の高気密・高断熱の住まいがどの程度電気代(エネルギー消費)を削減できるのかですが、経産省のHPに一つの事例が出ていますのでそれをご紹介します。
電化の住宅の場合で今現在の「省エネ住宅」と言われる水準の住宅と、「ZEH水準の住宅」を比較した場合、年間の電気代が239,000円だったものが高気密・高断熱仕様にすることにより193,000円になるというデータです。つまり、約2割程度の電気代(エネルギー)が削減できたということです。既存の「省エネ住宅」と「ZEH水準の住宅」を比較して2割のランニングコストが削減できたとすれば、これはかなり大きな削減効果と言えますので、これが一般住宅との比較であればその削減効果はもっと高くなります。
 

限られた資源の効率的な活用と地球温暖化問題を解決するためには、日々の生活の基盤である住まいの高気密・高断熱化することはかなり意味のあることだと思われますので、可能な限り取り入れていかれることをお勧めします。

教えてくれた人

写真:人物

宅地建物取引士・公認不動産コンサルティングマスター 住まいコンシェルジュ

中川 雄二

住宅産業に従事して30年。2006年にはエンドユーザー向けに「住まいづくりのコンサルティング」をおこなう会社を立ち上げました。私が得た知識と経験を皆さんの住まいづくりにどうぞ生かしてください。

関連記事

BACK