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家づくりの疑問解消FAQ FOR BUILDING A HOUSE

初心者の疑問

工事期間中に現場へ行って進み具合を見てもよいですか?


 
結論から申し上げると、時間の許す限り見にいくことをお勧めします。
現場の進捗状況を見ることで、住まいづくりを実感することができますし、図面(打合せ)でイメージしていたものとの違いを確認することもできます。
そして何より、施主と施工者の間に良い意味の緊張感や信頼感を生み出しますので、より丁寧なお仕事をしていただけることにつながります。

 

時代の変化と現代の現場管理について

一昔前、家を建てる時には現場の職人さんへの配慮も施主の役目の一つでした。現場の仕事は季節によっては厳しい環境での作業になります、労う気持ちもあってお茶出しをしたりもしていました。頻繁に顔を出すことで職人さんと仲良くなり、ちょっとしたお願いごとを聞いてもらえたり、丁寧な仕事に努めてもらうことに繋がっていたと思います。
住宅の建築において、このようなやり取りはごく当たり前のことでした。

 

時代は変わり、今ではすべてのやり取りが契約に基づいて進められます。
現場管理も厳しくなり、また、施主の負担軽減の観点から、「現場への配慮は不要です」となり、事前に定めた現場打合せの時ぐらいしか現場に出向くことは無くなりました。
最近では、現場にカメラを設置しスマホなどで建築状況をリアルタイムに見れるようにしている建築会社もあります。施主が現場をリアルに見る機会はどんどん無くなってきているのが現状です。

 

それでも現場を見に行くべき理由、得られるメリットとは?

住まいづくりはそう何度も経験することではありませんし、自分達の家がどのように出きていくるのかリアルに見たいと思うのは当たり前のことです。
実際、住まいづくりの過程を直接見ることで様々な情報を得ることができますし、気持ちも高揚します。現場の職人さんも、実は施主が見にくることは好意的で歓迎してくれます。

 

現場を見に行く折の注意点として作業の邪魔にならないようにすることが大事です。現場に行かれたら、「施主の〇〇です。お世話になっています。ちょっと見てもいいですか。」程度の挨拶はして下さい。
また、危険な場所(足場や屋根の上)に行ったり、重機が入る作業の時には、事故防止の観点から避けるようにした方が良いでしょう。

 

建築現場を見ればスケール感が把握でき、購入する家具やインテリアの参考になります。図面では分からなかった隣地との位置関係や外回りの広さを把握することで外構工事の参考にもなるでしょう。そして、お子様のおられる施主であれば、子供に住まいづくりの過程を見せてあげることは良い思い出にもなります。
住まいづくりを楽しむという意味でも、時間が許す限り、現場作業の邪魔にならない範囲で見に行かれることをお勧めします。

教えてくれた人

写真:人物

宅地建物取引士・公認不動産コンサルティングマスター 住まいコンシェルジュ

中川 雄二

住宅産業に従事して30年。2006年にはエンドユーザー向けに「住まいづくりのコンサルティング」をおこなう会社を立ち上げました。私が得た知識と経験を皆さんの住まいづくりにどうぞ生かしてください。

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