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家づくりの疑問解消FAQ FOR BUILDING A HOUSE

資金計画

家は一生で最大の買い物。購入時のタイミングでライフプランの見直しは必要ですか?

ライフプランの意義と役割

ここ数年、世界的なインフレにともなう建築資材や人件費の高騰で建築費は相当に高くなりました。また、政府の推し進める「2050年カーボンニュートラル」実現に絡み、住宅の品質を高める法改正も建築費高騰の一因と言われています。
インフレ経済では、所得も比例して上がれば問題は無いのですが、現在は追いついていないという状態が続いています。

 

ライフプランは、「将来起こりうるライフイベントに備えて、収入と支出を計画する生活設計」のことで、将来、必要となるものを想定し、それを具体化するために対策を立てる指南書みたいなものです。そして、ライフプランの中でも大きなイベントとなるのが家の取得であり、それをどう実現するかはいつの時代でも悩ましいことです。

 

家の取得は、「必要とするタイミングで取得しなければ意味が無い」と言われるのは、家の必要性が家族との関係性の中で生まれてくるものだからであり、損だから得だからで取得するようなものでは無いからです。
家が必要となれば、その段階で計画を始め、その時点で出来るものをするというのが一般的ですが、ライフプランを立てることで早い段階から準備することができれば、より良い家づくりを進めることができると思います。

 

今後の家づくりに求められる視点

現在のような経済状況で家づくりを進める場合においては、特にファイナンシャルプランを丁寧に計画することが求められます。
家計を細かく精査する「ファイナンシャルプランニング」は、家計の将来リスクを顕在化し、必要となる資金の対応策を講じることが目的ですから、プランニングをすることで将来起こりうる金銭的な不安を払しょくすることできます。
また、ライフプランは時間とともに変化するものですから、家の購入時等には必ず見直しをすることが望ましいです。当初計画した時点と変わっていることもあると思いますので、その都度補正するようにして下さい。

 

家のような高額な買い物ほど勢いや思い込みだけで計画を進めるのは危険です。また、他人と比べる必要もありませんし、タイミングは人それぞれです。
しっかり現状把握をして家族と話し合い、必要とあれば専門家にも相談しながら自分に合った最適な家づくりを模索して下さい。

教えてくれた人

写真:人物

宅地建物取引士・公認不動産コンサルティングマスター 住まいコンシェルジュ

中川 雄二

住宅産業に従事して30年。2006年にはエンドユーザー向けに「住まいづくりのコンサルティング」をおこなう会社を立ち上げました。私が得た知識と経験を皆さんの住まいづくりにどうぞ生かしてください。

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