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資金計画

外構工事が契約した住宅会社と異なる場合、住宅ローンの扱いはどうなりますか?


 

新築後の外構工事はなぜ必要?

新築工事をした場合、ほとんどの方がいずれかのタイミングで外構工事をされていると思います。
外構工事は、境界境工事、エントランスアプローチ工事、駐車場・駐輪場・バイク置場のスペース、お庭や植栽や門など、住まいの外回りの工事全般のことを指しますが、外構工事をしなければ実生活の上でかなり不便が生じてくると思います。

 

新築計画では、建物本体工事以外の必須工事として屋外給排水電気工事、基礎補強工事などの付帯工事がありますが、この付帯工事は建物本体工事と密接な関係があり切り離せないものなので、建物本体工事を依頼する建築会社に一緒に工事をしてもらわなければなりません。新築工事の見積りをお願いした場合、建築会社は建物本体工事と付帯工事を必ずセットで見積りしてくれます。

 

かたや外構工事は、住む段階で必ず必要という訳ではなく、建物本体工事にセットしてやらなければならない工事でもありません。生活に不便が生じるかも知れませんが建物が完成した後でも構わないのです。実際、住んでから状況が分かって工事をした方が良いという方も多いですし、建築会社と別の外構専門工事業者に依頼をした方が丁寧で安いという方もいらっしゃいます。入居するタイミングで全ての工事を完了しておきたいという方だけが、建物本体工事を依頼する建築会社に一緒に外構工事を依頼しているのです。

 

一方、多くの方が利用されている住宅ローンは、建物本体工事や付帯工事だけが融資の対象ではなく、カーテンやエアコンなどのインテリ工事、外回りの外構工事なども対象になります。融資を受けるには工事金額の根拠となる見積書を提出する必要がありますから、建築業者に全ての工事を依頼する方は、全ての見積書を建築会社で作成してもらい、それを銀行に提出することで融資対象としてもらっています。

 

外構工事を別業者に依頼する場合の住宅ローン対応について

「外構工事が契約をした住宅会社と異なる場合の住宅ローンの取扱い」ですが、依頼する外構専門工事業者に見積書を作成してもらい、それを銀行に提出すれば取扱い対象となりますので問題はありません。ただし、新築工事としての住宅ローンですから、審査は建物関係と同じタイミングでする必要がありますので提出するタイミングには気を付けるようにして下さい。

 

手続きを詳しく知りたいという場合は住宅ローンを申し込む銀行に直接相談して下さい。融資をしたい銀行は丁寧に教えてくれますし提案もしてくれます。
銀行によって進め方が若干違いますから、人の話や業者任せにせず、自分自身で話を聞き、段取りを進めることをお勧めします。

教えてくれた人

写真:人物

宅地建物取引士・公認不動産コンサルティングマスター 住まいコンシェルジュ

中川 雄二

住宅産業に従事して30年。2006年にはエンドユーザー向けに「住まいづくりのコンサルティング」をおこなう会社を立ち上げました。私が得た知識と経験を皆さんの住まいづくりにどうぞ生かしてください。

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